Vol 5 ALBUM 翼さんインタビュー

インタビュー

ALBUM 渋谷PARCO店ディレクター 翼さんインタビュー

渋谷PARCO店としてサロンを牽引する翼さんですが

ディレクターの中で唯一のメンズ推しの美容師としてブランディングされています。今回は翼さんに自己ブランディングについてお伺いします。

記者:では、つばささん向けにインタビューさせてください。

翼:はい、よろしくお願いします。

Q1:ご自身のブランディングに影響を与えたスタッフはいますか?

翼:はい、たくさんいます。特にNATSUMIさんですね。僕がALBUMに入る前からセルフスタイリングの動画を発信されていて、「すごいな」と思っていたのを今でも覚えています。

その影響で、今自分がやっているセルフスタイリングのスタイルにもかなり影響を受けています。

あとは、NATSUMIさんもそうですが、日本の美容師さんというよりは、海外の“ゴリゴリにかっこいい”スタイルを発信している、「サムさん」などの海外系のバーバースタイルの方々を参考にしています。

Q2:メンズブランディングに切り替えた際の課題は?

翼:そうですね。ちょうどメンズのお客様が増えてきたタイミングでブランディングを切り替えたので、ある程度は来ていただけていたんですが、やっぱり“1からのスタート”という感覚はありました。

Instagramの作り込みや、技術面も含めて、メンズに関しては完全に独学で学び直したので、そこは大変でしたね。

記者:今はALBUMの中にいろんなジャンルの方がいるから学びやすいですが、当時はメンズの第一人者でしたもんね。外部のセミナーなども行かれてましたか?

藁谷翼:はい、行きました。セミナーもお金を払って参加しましたし、HAIRCAMPとか今はオンラインサロンもたくさんあるので、そういった場で学んでいます。

技術に関して特に参考になったのは中村トメキチさんの本に書かれていたキングオブベーシックの本がメンズスタイルを作る上で対応できるものが多く、後輩に教える時にも役立ったと感じています。

Q3:メンズブランディング後、Instagram運用で意識したことは?

藁谷翼:はい。当時は「とにかく多くの人に見てもらいたい」「知名度を上げたい」という気持ちが強くて、伸びやすい動画を中心に投稿していました。

たとえば、自分でツーブロックを刈り上げるセルフスタイリング動画は、確実に再生数が伸びるコンテンツだったので、バリエーションを変えて何本も投稿していました。

フォロワー数はかなり増えたんですが、正直、集客にはあまりつながっていなかったんです。予約が空いている状態が続いていて、「フォロワーは増えてるのに…」というジレンマがありました。

そんなとき、渋谷パルコ店に異動してきて、同僚がInstagramから新規のお客様をたくさん呼んでいたのでそこで相談したんです。彼から「文字入れ投稿や情報量の多い投稿の方がいいよ」とアドバイスをもらって、そこから投稿スタイルを変えました。

情報量の多い投稿に切り替えたことで、集客が一気に増えました。

さらに、動画も「誰に届けるか」を意識して、お悩み解決型にシフトしました。

たとえば、直毛で悩んでいる方や、セットが苦手な方、爽やかすぎるスタイルに抵抗がある方など、具体的な悩みに向けて発信を絞っていったことで、より集客につながるようになりました。

Q4:インスタ集客ができるようになるまでの努力と、後輩へのアドバイス

藁谷翼:さっきの話と少しかぶるんですが、やっぱり「再生数」や「フォロワー数」だけを追いかけると、自己満足になりがちなんですよね。

それよりも、「誰かの役に立つコンテンツ」になっているかが大事だと思います。

たとえばセルフスタイリングでも、「何のためにこの動画を出すのか」を明確にしてから作ると、ファンも増えるし、集客にもつながる。

ALBUMのアカデミーでも最初に習う「ペルソナ設定」って、やっぱり本当に大事なんだなと最近改めて感じています。
「誰に」「何を」届けたいのかを明確にして投稿を作ると、自然と結果が出やすくなると思います。

Q5:ALBUMスタッフにどんなふうに育ってほしい?

藁谷翼:これは結構難しい質問なんですが…

まずは「人として成長できる環境」だと思うので、美容師としてだけでなく、人間的にも成長してほしいです。

どこの美容室に行っても通用するような技術や接客力を身につけてほしいし、夢や目標を持って、それに向かって行動できる人になってほしい。

忙しいと目の前のことに追われがちですが、「将来こうなりたい」というビジョンを持って、そこから逆算して今日の行動を決める。

そういう思考ができる人が、結果を出せるんじゃないかと思います。

Q6:夢ノートの話について

藁谷翼:ああ、はい(笑)

これは僕がALBUMに入ってすぐのアシスタント時代に、携帯のメモかノートに「やりたいことリスト」みたいなものを書いてたんです。

当時は「こんなの無理だろうな」って思うような目標ばかりだったんですが、7〜8年経ってふと見返したら、ほとんど叶ってたんですよ。

そのとき、「あ、夢って意外と叶うんだな」って実感しましたし、「それが叶う会社なんだな」とも思いました。

だから、みんなにもぜひ夢を持って、それを言語化して、行動に落とし込んでほしいですね。

Q7:美容業界に感じる課題

藁谷翼:恐れ多いですが、僕なりに感じていることは…

今の美容業界って、SNSの影響で「見せ方」がすごく重視されるようになっていると思うんです。

でも、本質は「お客様にいい技術と接客を提供して、満足してもらうこと」だと思うんですよね。

SNSのフォロワー数やバズり方に目が行きがちで、そこに憧れて入ってくる若い子たちが、現実とのギャップに苦しむこともある。

だからこそ、表面的なキラキラだけじゃなくて、地に足のついた価値観を持ってほしいなと思います。

Q8:2〜3年後のALBUMの展望

藁谷翼:今でも働きやすい環境だと思いますが、統合をきっかけに、もっとチャンスが広がると思っています。

スタッフ一人ひとりが夢や目標を持って、より成長できる環境になっていたらいいなと。

個人的には、メンズを打ち出しているので、ALBUMからメンズブランドが立ち上がったら面白いなと思っています。

たとえば、パルコの隣のテナントにメンズ専門サロンを出すとか(笑)